ひとつは、MIの説明でも書きましたが、「できるだけ削らない」ということです。それは、「悪いところ以外は出来るだけ削らない治療」とも言えます。
実は、虫歯になっている部分は削っても歯はほとんど痛みを感じないです。(神経に近い部分は除く)したがって、私は虫歯の治療では麻酔は使用しません。たいていの場合、歯を削って痛むのは、健康な部分を削っていることが多いと思います。
麻酔に関して私は、自分自身も打つのは好きじゃないし、打たれるのも好きじゃない(笑)ですので、患者さんにも麻酔を打つ痛みも感じさせたくないのです。麻酔は使わないでこしたことはありません。でも無理して使わないわけではないのです。ただ私の場合で言えば、診療中よほど神経に近い虫歯でない限り「痛いから麻酔をしてほしい」という依頼はほとんどありません。
もうひとつは、インフォームドコンセントを大切に考えています。私が小学校の頃、父の歯科医院は、朝の5時から整理券を配るくらい行列ができていて、患者さんがとても多かったのです。それだけ歯科医が圧倒的に少なかったのですね。当時は、患者さんの痛いところを重点的に治療していました。今は、患者さんのライフスタイルも多様化しています。その意味で、お一人お一人のお考えや、生活パターン、各種ニーズにお答えすべく、十分な情報提供はとても大切だと認識しています。私は、あくまでもその患者さんのライフスタイルを尊重し、また私の説明にも十分に納得していただいた上で、診療計画を立てています。
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